ビーチ砂浜でカニを追いかけていた愛犬

私がまだ中学生の時に母親と一緒にブリーダーさんの家に子犬を見に行きました。その数年前に前に飼っていた愛犬を亡くしてしまって以来、私達家族はみんな悲しくて寂しくてたまらなかったのですが、また新しい子犬を飼う勇気が出ませんでした。でも知り合いにそのブリーダーさんを紹介して貰ったので、とりあえず「子犬を見に行くだけ」と言って母親と行ったのですが、そこに居たプードルの子犬たちはあまりにも可愛くて一瞬で心を奪われました。

特にその中の一匹の子犬は私と母親の傍に来て飛び跳ねて、凄く愛嬌があったので私も母親も「この仔を育てたい」という気持ちで一致して、結局、その子犬を飼うことになりました。そしてその子犬は家族みんなのアイドルになりました。その子犬と一緒に遊ぶのが楽しみで、私も弟たちも学校の授業が終わると直ぐに家に帰宅するようになりました。その子犬は愛嬌があって可愛いだけではなく、流石、プードル犬だけあって凄く利口で、色んな芸(お座り、お手、待て等)を直ぐに覚えましたし、トイレに行きたくなると窓の傍に行ってクンクンと鳴くのでいつも「お利口さん」と頭をなでていました。

前に飼っていた愛犬は家の中の色んな場所でおしっこをしていて困っていたので、特にその違いを感じて、やっぱりこの仔を選んで良かったなと思っていました。このプードル犬との思い出はたくさんあるのですが、その中でも特に心に残っているのは愛犬と一緒にビーチで遊んだ時の思い出です。愛犬はビーチの砂浜にいるカニを追いかけるのが大好きで、そのカニが砂の中に逃げてしまうと、その砂を前足で掘って探すので、ビーチの砂浜のあちこちに穴が出来てしまいました。

そして時にはカニを追いかけて行って、浅い部分だけですが海の中に入って行くこともありました。そんな愛犬が真剣にカニを追いかけている姿は普段のお利口さんの愛犬の顔とは違って、滑稽で面白くていつも家族みんなで爆笑しました。そして鼻の中と口の中には砂がいっぱい入ってしまっていたので、それをキレイにするのが大変でした。でも愛犬のために何度もビーチに遊びに行って、いつも楽しく愛犬がカニを追いかける姿を見ていました。今でもビーチに行ってカニの姿を見ると、その愛犬の事を思いだして懐かしく思います。