愛犬にサプリメントを与える際の注意点は?
愛犬の年齢によっては、総合栄養食となるドッグフードと一緒に、健康に必要な成分を補うサプリメントを与えた方が良いこともあります。年齢と共に不足しやすい成分や、愛犬にとって必要となる栄養素を補っておくことで、愛犬の健康や元気をサポートしていくことができます。ただ、普段から薬を飲んでいる犬の場合は、獣医師に相談をした上でサプリメントの摂取を始めることが大切です。
サプリメントというのは、薬ではなく足りない成分を手軽に補うための健康補助食品です。薬とは違い、獣医師への相談なしに与えても問題はないと考える人もいるでしょう。確かに、成分によっては薬と一緒に与えても問題がないことも多いものです。さらに、獣医師の方から健康のためにサプリメントの服用を勧められることも珍しくありません。ただ、成分によっては薬の効能を阻害してしまうことがあります。
愛犬の健康促進に有効な成分であっても、普段から飲んでいる薬の効果を打ち消すことになったのでは、愛犬の健康を阻害してしまうことになります。それだけに、普段から獣医師にかかり服用している薬がある場合は、サプリメントを始める前に相談をしておく方が良いでしょう。事前に獣医師の判断を仰いでおけば、安心してサプリメントを始めることができるでしょう。
服用している薬がない場合であっても、気を付けておかなければいけないことが過剰摂取です。犬に必要というイメージがある成分の一つが、骨や歯を作るカルシウムです。健康のためにカルシウムはしっかりと与えておきたいと考える人もいますが、過剰摂取となれば結晶や結石ができてしまう原因となることがあります。年齢に応じて作られたドッグフードには、その年齢の犬が必要とするカルシウムもしっかりと含まれていることが多くなっています。そのため、ドッグフードを与えているのであれば、カルシウム不足になる心配はないと考えておいて良いでしょう。
健康促進に有効と言われるサプリメントですが、成分や摂取量によっては愛犬に悪影響を与える可能性があると覚えておくことも大切です。